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糖尿病と歯周疾患との関係を調べた研究は多い一とくに、糖尿病が歯周疾患にどう影響を与えるかについての研究が、約半世紀にわたって注目されてきた。とくに1960年代からは、糖尿病をコントロールするために歯周病をどう理解するかという方向の研究がなされるようになってきた・最近では、逆に歯周病が糖尿病にどう影響しているかについての研究もなされている。たとえばGrossiらの研究では・歯周治療を行った患者は短期間に糖化ヘモグロビン値を減少させ、糖尿病の病状を良化させたしとている。現在、歯周病原性細菌による炎症などを治療、予防することは、糖尿病の合併症に強くかくかかわる最終糖化産物の形成と蓄積の予防を妨げる働きをするするという仮説が導き出され、これを証明すべくいくつかの実験、調査研究がなされつつある状況である。
いずれにしても、歯周疾患というものが糖尿病のひとつの合併症であることは、かなり広く認識されている。そして、歯周病に感染することは、糖尿病のレベルを悪化させ、これが逆に歯周病の感染のコントロールや創傷治癒を妨げることにつながるという双方向の影響の視点も、現在では議論されるようになってきた。
糖尿病は、米国に限らず現代社会の主要な成人病ということができるが、この疾患のために費やされる医療費、医療保険は莫大な額にのぼっている。この疾患が歯周病の治療で予防、またはコントロールできるとしたら、社会経済的な効果は大きなものにならざるをえないであろう一いま、歯科治療はそこに大きく貢献しようとしている時代といえる。 |
| --Dr.Newman |
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